感情吐露をつらつらと

漫画、アニメなどの感想を書いていきます。

ハイキュー、ありがとう

 

 

 

 

 

ハイキューありがとうございました!!!!!!!!!最強の漫画でした!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

というのを何かに残しておこうという記事というか僕の気持ちです。

 

 

 

ついに今週でハイキューが終わってしまいましたが皆さんどうです?実感あります???

 

 

僕はあるけど無ぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜って感じです

 

 

なんかもう普通に来週両チームのスターティングメンバー紹介から物語が始まってそうな感じがバシバシしてます。やってくれねぇかな、終わったんだもんな、って感じ。

 

なんでしょう、稲荷崎後半あたりから?いやもちろんそれまでも面白くて大好きな回はあるんですよ?もちろんです、最強だもん。なんですがそれでも稲荷崎後半からハイキューは特に毎週覚醒最強オンパレードで最後まで駆け抜けていたように思いますというか感じています。すげぇ楽しい時間でしたよね。本当に幸せだ僕は僕たちは。

 

 

ああ〜〜〜〜〜終わったのかぁって言いながらまた今週のハイキューをペラペラとめくってる僕です。どこまでも挑戦している漫画ですよ本当凄すぎますよ尊敬ですよ本当。

皆さん読みましたよね?サブタイマジでやばくないですか????あれもう本当ずるいですよね。最後の最後までこれですもん、そりゃ最強だわ、最強漫画だわってなりますよ。『挑戦者たち』ね。もうね。ね。

 

皆さんどの横断幕が一番好きです?僕は『習慣は第二の天性なり』が大好きです。『思い出なんかいらん』も大好き。タスクフォーカスも好き、みんな好き。

 

とかなんとか書いてると終わらんのでここら辺でとりあえずこの感情吐露を終わります。これから僕はハイキューが完結したら絶対に書くと決めていた古舘先生へのファンレターを書いていこうと思います。ファンレターってどれぐらいの量書いていいんでしょうね?初めて書くんで分かんないですけど悔いが残らない様しっかりと想いを、感謝を、最強に面白かったですと、そういったことを古舘先生に伝えたらいいなと思います。このシーンが最強でした!!!!っての書くだけで10枚はいきそう。

 

それじゃあとにかくここら辺で。

 

ハイキューに関する記事をこれからまた改めて書くか書かんかは分からんですがとにかく、この最強の漫画に出会えて本当に幸せだったと、心からそう思うという、そういう話でした。本当に面白い漫画でしたねハイキュー。

この作品を超える作品に出会えるのか?と思いますがもし出会えたらそんな幸せなことはないですし、ハイキューを『終わり』にするのは違うだろと思います。いつだって挑戦者だ。終わりじゃなくて『次』なんだ。明日なにものになるんだ?そういうことを教えてもらった漫画です。

 

ハイキュー、本当に、本当にありがとうございました。感謝を重ねることしか出来ない気持ちってのがあるんだなぁと思いますね。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファンレターに何を書こうか何から書こうかどこから書こうか考えているしきしゃでした。

『超えていけ』 ハイキュー 第397話『▷つづきからはじめる』 感想

 

 

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あの時 終わる前に終わってしまった戦いに 決着を

 

 

 

 

ということで皆さんこんばんは、しきしゃです。

 

今回は今週のハイキュー第397話『▷つづきからはじめる』の感想となります。

ハイキュー、毎週面白さを更新していく最強の漫画。前置きは不要。では感想へ。

 

 

 

 

 

 

さて今週の感想なんですが、まず、まずなんですけど今週は1ページ目が!!!!!最強なんですよ!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

あの時、"今"の始まりであったとはいえ、それでも、それでも自分の目の前で閉ざされてしまった扉があった。その扉の先にはいろいろな決着があった。ついていない決着がたくさんあった。でも今は、あの時の扉は開いている。否、閉ざされていた扉は自分で開けた。開けるために挑戦者で在り続けた。さあ、あの時のつづきからはじめよう。最高のバレーボールをしよう。決着をつけに行こう。

 

 

クッッッッッソ最高、高まりが過ぎる。

 

 

もう言わずもがなすぎて逆に言うんですが古舘先生は漫画が上手すぎますよね。話が面白い、キャラクターが面白い、いろんな面白いが詰め込まれているハイキューですがその面白さを演出する古舘先生の発想や技術が凄い。

"漫画"という媒体、コンテンツで出来る面白さを余すことなく使い切ってやるぜ!!!って感じ。

 

サブタイの使い方だったり昔のコマをどのタイミングで今の展開に挟み込むかだったりサブタイの使い方だったり独特だけど読みにくくないコマ割りだったりサブタイの使い方だったり擬音での動きの表現だったりサブタイの使い方だったり、最高。

 

 

 

と、そんな最高の始まり方をした今週のハイキューですが先週から引き続き怒涛のラリーが展開されています。

 

ロメロの「Pega!!」から更にトップギアが上がりつつあるアドラーズvsジャッカル。どちらもシンクロ攻撃で攻め立てるの、ザ・殴り合いって感じでクソ高まりますね。

そんなトップレベル同士の殴り合い。制するのは『ラリーの出口』牛島若利ーーー!!!!!!!!!!!!

 

 

「強者で在るために 何度でも強さを捨てよう」

 

 

お父さんに守ってもらった"左手"で猛威を振るう牛島若利。圧倒的です。

 

そんなウシワカに続くように、影山のサーブ一閃。

このサーブ自体はアウトでしたが、ジャッカルのレシーブ強者である日向とサクサ2人がかろうじて反応できている鋭さを持っていたサーブでした。

 

影山、完全に「おだやかげやま」に入っています。このコートには強者しかいませんし、空気もひりひりしているでしょうから当然ですね。

 

 

続いてジャッカルのサーブ。ボクトのサーブをリベロ平和島が見事なナイスレシーブ、そこからまたもやウシワカにトスがあがりジャッカルに襲いかかる"大砲"。

 

しかし今度はジャッカルのMB明暗修吾がナイスブロック!!!

 

ですがボールはそのままアドラーズコートへ、アドラーズのチャンスボールとなってしまいます、が!!!

 

 

「影山ァ!!」

 

 

小さな巨人』の呼び声が響きます。そしてそれを待っていたかのような影山の笑み。

 

「クッソが 俺でもそうする」

 

影山、ブロックで返ってきたボールをそのまま逆サイドの星海にセットアップ!!!

 

トスを受けるのは空中戦の覇者、一番乗りの男である星海光来。トップ選手の三枚ブロックの、ほんの僅かな隙間すら打ち抜くスパイク技術に加え瞬時の状況判断から繰り出される多彩な攻撃方法。誰もが認める『小さな巨人』です。

 

しかもこの時ジャッカルはブロック一枚。今まで逆サイドにあったボールが突然真逆のサイドにセットされたのでそれは必然。だからこその星海と影山の選択。スパイクを打ち抜く星海光来!!!

 

 

が、更に更に"下"から突然現れるブロックの手!!!!!!!!!

 

 

日向、1度右サイドでブロックに跳んだ後に間髪入れずに左サイドにあがったトスに追いつき見事なドシャット!!!!!

一枚だけだったサクサのブロックにきっちり合わせ、強壁2枚で星海と影山の虚を衝いた攻撃を止めてみせました。

 

 

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小さくて!!!!!!!!!!!!!!見えなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

クッッソ最高テンション上がるわこんなんもう本当最高。

 

 

何が良いってまず"小ささ"がここに来てある一つの強さとして表現されてるところですよね。

日向、星海、鷲匠先生、宇内さん、様々な小さき人間たちが翻弄され意識せざるを得なかった自分たちに与えられていて技術を磨き多彩な強さを身につけて強くなっていってもそれ自体だけはどうすることも出来なかった"小ささ"。それがこの場面で、しかも『小さな巨人』相手に通じる一つの武器として描かれている。

 

しかもしかもこの「小さくて!!見えなかった…!!」を言ってるのが星海だってのがまたさぁもうさぁ何倍もさぁ!!!!!!

 

"小ささ"に対しての思い入れが人一倍二倍三倍etcある星海光来『小さな巨人』が同じく、同じ様な選手である『最強の囮』日向翔陽に向かって「小さくて見えなかった」という感想を抱き悔しがっている。これを最高と言わずに何を最高と言うのか。

 

 

今まで常に自分より"高い"選手達と戦ってきた星海光来。そんな彼が持っている高い選手への経験値は莫大なものですが彼よりも小さい選手への経験値はほとんどない。それこそあの春高のあの時戦った小さき『最強の囮』ぐらいなものじゃないでしょうか。

だからこそ、ここで日向の"小ささ"が、『小さな巨人』に対する一つの武器となり得ている。良すぎかよ。

 

 

そんな2人の戦いを、元鴎台のMB白馬牙生がスマホで観戦しています。牙生もプロのバレーボール選手になっていました。立花レッドファルコンズというと尾白アランと同じチーム。

 

僕は鴎台の選手全員が大好きで、牙生の将来も気になってたのでこれだけで既にゲキ熱です。

 

牙生はあの時の試合で日向と、そして星海に対してこの様な感情を抱いていました。

 

「『自分は弱い』 その言葉を なんでそんな そんな顔で言うんだ おかしいだろ」

 

この台詞もう本っっっっっっっ当好きでして。なんかもう読んだ瞬間からずっと心に残っていまして。

 

 

なんだろう、何でこんなに好きなんでしょうね。日向と星海の彼らが考える『強さ』への思いだったり、それを見る大きい者の理解出来ないという小さき者たちへの畏怖だったり様々な感情が入り組んでいていろんな角度から見たその見た角度の分だけ解釈が変わってきて心が感じるモノが変わったりするところとかですかね。

詳しくはっきり明確には分かりませんが、とにかく好きなんです、この台詞。

 

 

そんな僕が大好きな台詞を残した大きい者は、この2人の対決を見ながら笑って言います。

 

「ーにしても 6年越しかよ」

 

 

 

 

 

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小さな巨人』vs『最強の囮』、再び!!!!

 

 

なんなんだ、全てを回収していくのかこの漫画は。面白すぎるだろ。

 

いや、この試合が始まってからずっと『小さな巨人』vs『最強の囮』は始まってるちゃあ始まってますけど、なんというかここが改めてって感じしません?あの時の終わってしまった続きがまたここから始まるって感じしません?めちゃくちゃ高まったんですけど。

 

あーもうずっと待ってた、あの春高のあの試合からこの瞬間をずっと待ってたよ俺は。最高です本当に。あーもう最高。

 

 

そんな、バチバチに火花をぶつけ合い、あの時の続きを始める日向翔陽と星海光来。

 

 

 

 

しかし、このコートにある因縁は、思い出は、一つなんかじゃない。

 

 

 

 

 

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コンクリートvs豊穣な大地、再び

 

 

 

・まとめ

 

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なんなんだ、全てを回収していくのかこの漫画は。面白すぎるだろ(2回目)

 

 

ということで『小さな巨人』vs『最強の囮』が再び行われている最中、『烏』vs『白鷲』までもが始まってしまいました。面白さの波がとめどねぇよ。

 

 

あの時、確かに負けた。あのストレート、天童の言う通り、確かに冷静ではなかったかもしれない。他の選択肢があっただろう。もっと確かで、普段の自分ならそちらを選ぶであろうという選択肢が。でも、俺は、それでも、不確かでも、例え幼稚だとしても、「俺はお前より強い」と、そう言いたかった。コンクリート出身"日向翔陽"、「次は倒す」そう言った。その『次』が『今』だ。

 

 

 

あの時、確かに負けた。叩き伏せられた。クソかっこよかった。試合には勝った。独りではなかったから。俺は独りじゃ絶対に勝てない。それは今も昔も変わらない。今も昔ももう独りじゃない。でもあの時確かに、1人で負けた勝負があった。だから今度は、1人の勝負にも勝つ。あの時の1人の敗北を、決して負けた"まま"の思い出なんかにさせはしない。

 

 

 

 

あーーーーーーーーーーー楽しみ。

 

 

 

 

ということで、今回のまとめをば。

 

 

今週からというか先週からですが、今まで続いていたメインキャラ達の過去、6年前から現在への過程、今を描いていた物語が終わりをつげ、現状のハイキューは予想がつかないフラットな状態になったなと思っています。

 

これまでの各キャラクター達のこれまでは全部とても面白く、毎週叫んでました。しかし、もうこの楽しい楽しい祭りも終わりが近づいています。とても悲しい。

 

そんな中での今週の『小さな巨人』vs『最強の囮』再びだったりまさかのここに来ての日向vsウシワカですよ。ちょっとしんみりしてた気持ちが吹き飛んじゃいました。この最高に楽しい祭りが終わるまで楽しみ尽くそうと決めました。

 

なので、ハイキューこれからも超楽しく読んでいこうと思います。まあハイキュー超面白い最強の漫画なので僕がどう思っていても思っていなくても問答無用で面白さをぶつけてきてくれるだろうなぁと思います。最高か?

 

では今回はこの辺で。来週の日向vsウシワカ、最高に楽しんでいきましょう!!!!!

ここまで読んでくださりありがとうございました!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日向が好プレーをする度に影山が怒りながら笑ってるのクソ好き。

『さあさあ大混乱』 呪術廻戦 第109話『渋谷事変27』感想

 

 

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御三家筆頭禅院家26代目当主特別1級術師禅院直毘人が1級術師と共闘して特級呪霊1匹に苦戦するわけないだろ

 

 

 

ということで皆さんこんばんは、しきしゃです。

今回は今週の呪術廻戦第109話『渋谷事変27』の感想になります。もう少しで先週になりそうですがまだ2日あるので今週です。ギリギリ。

それはそうと渋谷事変、始まってからもう半年経ってるんですね。全話クソ面白いので凄い。では感想へ。

 

 

 

 

前回、自らの領域である『嵌合暗翳庭』を展開し陀良の領域『蕩蘊平線』に侵入、そして苦戦していた真希の元に特級呪具『游雲』を届けた伏黒恵。そんな彼が領域の主である陀良を視認するところから今回の話は始まります。

 

 

先週、伏黒が『嵌合暗翳庭』で陀良の領域に侵入した時に僕は「陀良の領域に一瞬割り込んで『游雲』を届けただけであってその後伏黒は領域外に弾き飛ばされたんだろうな」と思っていたんですけど伏黒、普通に領域内に滞在出来ていましたね。

 

vs真人の時に「結界術特に領域は内から外に出るのは大変だが外から内はその比ではない、何故なら領域内に入るメリットが相手側に無いから」と説明されていたので、確かにそりゃ陀良も別に外に弾かず領域内で対処したがるよなぁと今は納得なんですが、先週の伏黒の領域展開時の必死な形相と陀良の領域と鬩ぎ合ってる絵を見て勝手にそう解釈していました。

 

とまあ話を戻しますと、領域内に領域展開しながら侵入してきた伏黒ですが、当然陀良も自らの領域内への侵入者に即座に気づきます。

 

敵対術師にとっては死地に等しい自分の領域に侵入してきた伏黒を「愚かな」と一蹴し『死累累湧軍』で撃退しようとする陀良。しかしそこを伏黒から受け取った『游雲』で真希が攻め立てます。

 

『游雲』、花御の時もそうでしたが流石特級呪具。今まで警戒に値しないと陀良に評され意識の配分においてその頭数にすら入っていなかった真希の攻撃力が格段に上がり、確実に陀良にダメージが入るようになっています。

 

しかしそれは真希が特級呪具という大きなアドバンテージを得ただけでなく別の要因も絡んだ結果でした。そう、領域展開を呪術の極地にしての最強と化している絶対のアドバンテージ、「必殺の術式が"必中"必殺の術式に昇華される」効果が『蕩蘊平線』から消えている!!

 

その理由は至って明白で、『蕩蘊平線』という一つの領域内で『嵌合暗翳庭』という別の領域が維持し続けられていたためでしたね。伏黒、必死すぎる形相です。

 

領域同士の綱引きと陀良は表現していましたが、領域が同時に展開された場合ってこういう感じで鬩ぎ合いの様になるんですね。

僕は今まで領域が同時展開された場合はその領域に込められた呪力の総量が多い方に軍配が上がり、一瞬で競り勝った方の領域が展開されるのかなと思っていましたが、呪力の総量に大きく差があっても片方の領域維持に回している呪力が尽きるまではどちらの領域も正式な領域ではなく不完全な領域となり得ると。

 

これ結構デカイ情報な気がするというか。実際に今週もその様な立ち回りが出てきますが、仮に敵対者に基本展開されたら負けである領域内に入ってしまったとしても、入ったのが自分1人ではなくチームだった場合その中に領域展開が出来る術師がいた場合はその術師には領域維持だけに集中してもらい、他の術師で必中必殺ではなく必殺の術式と戦ってもらうという事が出来るわけですよね。

 

冥さんが憂くんを連れてる理由も今思えばこれに近いというかほぼ同じの領域対策って感じ。伏黒が五条に「チームプレーは大事でしょ」と言っていたのにも納得です。

 

と、そんな領域と領域の綱引きが行われていてそのために自分の必中効果が消えている。必中効果を取り戻すにはまず領域を展開している今侵入してきた少年を倒さないといけない。

 

「容易い」

 

領域を維持するだけで精一杯の伏黒に『死累累湧軍』の式神たちが襲い掛かります。

 

領域と領域が鬩ぎ合いの形をとっていたとしても、その領域維持に全身全霊を尽くし他に余力を回す余裕など欠片もない伏黒と、既に領域展開に回した呪力量だけで伏黒を圧倒し自由に術式を解放できる陀良。両者の間にある差がこれでもかと強調されている様です。

 

が、上の文でも書きましたが伏黒は1人ではなく、今回はチームでの戦い。

 

先週陀良の『死累累湧軍』による無限に湧き出る式神に覆い尽くされていたナナミンが、カエル達を足場として伏黒の元に駆けつけ襲いかかる式神を撃退します。これが『蕩蘊平線』の必中効果が失われていなかった場合はナナミンが式神を撃退する間もなく伏黒は即死していましたし、やはり領域の綱引きにより発生している状況の天秤は今のところかなり伏黒側に傾いている様です。

 

後、陀良の領域の代名詞とも言える海に触れるのは余りにも危険ですしそもそも移動スピードも半減してしまうのでカエル達が地味にファインプレーをしています、しています、が!!!!!!!!!!!!!!

 

 

ナナミンの左目が!!!!!!!!!!!

 

 

いやこれ、アウト寄りのセーフだよ、なぁ?セーフにして、セーフが良い、お願い。

 

呪術、まだここら辺のキャラクターに与えられる傷の度合いがどこまでの作品かの境目がまだ明確にされていないのが怖いところです。

 

僕のバトル漫画のこういう傷の境目は『深い傷という表現で終わるのか、それとも修復不可能な傷や欠損が出てくるのか』です。鬼滅は完全に後者でした。判明してから震えて読んでいました。

 

そんな左目が少なくとも今は出血により見えない、最悪な場合潰れてしまっているナナミンが伏黒の窮地を救います。

 

「二人は?」

「猪野さんはリタイア 虎杖は別行動です」

 

ナナミン、伏黒共に互いが必要最低限で求める情報を交換し合います。

この伏黒の言葉を聞いた後のナナミンの「……君は私が守ります」の「……」がもう、もう……!!!と言った感じです。この「……」に込められている想いが、僕がナナミンのことが好きだなぁと思う理由の最たる部分です。

猪野くんがやられ虎杖も別行動という少なくない動揺を誘う様な出来事が起きていたとしても、今自分が置かれている現況、事実に即し己を律する。

 

ナナミンは「……」で己を律し、今自分がやるべきことである特級呪霊の領域に唯一対抗できる伏黒を守ることを即座に決断します。

 

そんなナナミンに対し陀良も驚きを見せます。途中から必中効果が消えていたとはいえ、それでもおよそ1分もの間『死累累湧軍』に耐えていたのか!?と。

 

これが一級術師の実力というかポテンシャルというか。"必中必殺"に約1分間耐えることが出来たというのは素直に超すげぇ。領域展開に付与される術式の種類によっては(例えば真人の領域なんかは)それこそ一撃必殺を一瞬で成し遂げてしまう様なものもあるでしょうが、今回は陀良の付与する術式が『無限に溢れ出る尽きることない式神』という恐ろしく凶悪なものであっても呪力で身体を覆えば耐えることは出来るものであったのが功をそうしたのでしょう。

 

そして一級術師であるナナミンが耐えているのであれば、当然特別一級術師も耐えている。

 

禅院直毘人、戦線復帰です。

 

復帰して早々に真希と共に陀良の式神に反撃されますが、それは"必中効果の消えた"式神。秘伝『落花の情』を使わずに直毘人が普段使いしているであろう未だに謎が多い相手をフレームに閉じ込める術式で陀良の式神を閉じ込め右足で叩き潰します、が!!!!!!!!!

 

 

 

お前もう右腕欠損しとるやんけーーーー!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

さっき僕が作品の傷の度合いを計る境目に『欠損があるかないか』があるって言ったばかりだろうが、しかもなんでお前の方がナナミンより大きいダメージ喰らってんだよ。いやでも陀良7:3でお前とナナミンに攻撃割り振ってたもんな、そう考えると片腕だけで済んでるのは凄いわ。でもなぁ!?

 

という気持ちでいっぱいになりました。いやぁ、これ、どうなんだ、全ては『反転術式』がどこまでを治せる範囲として設定されてる術式かに寄りますね……。しかも『反転術式』もかなり使い手によって治せる振れ幅に違いが出そうですし……

 

 

しかも、しかもなんですけどこれこの記事の最初にも書いたしなんならこの戦闘が始まった回からず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと思ってたことなんですけど、僕今回のvs陀良って禅院直毘人が特級相手に圧勝する展開が来ると思ってたんですよ。

 

 

いや、陀良が噛ませになるとかそういう意味合いではなくただ純粋に陀良もとてつもなく強力な特級呪霊ではあるけどそれの上をいく御三家当主って感じをイメージというか考察してって感じですかね。

 

『五条悟』がいかに突き抜けた"最強"であるとはいえ、他にも特級相手に優位を取れる、圧勝できるポテンシャルを持つ術師がいてもおかしくはない。というか特級呪霊ならギリギリだったり受肉したばかりだったり術式の相性が良かったりいろいろありましたが、一年生ズの3人はそれぞれ特級を撃退していますしね。

 

というか東堂が馬鹿げていて、あいつ"百鬼夜行"の時に一級を術式無しで数体、そして特級を術式アリで一人で祓っているんですよね。

 

これらの情報が出ていたので御三家という呪術界を牽引する家柄のトップが特級呪霊一匹に苦戦するわけがない。

このvs陀良に関してはどちらかというと特級呪霊側の方が戦力が整っている、五条悟や乙骨憂太、九十九由基などの特級を除いた術師と呪霊側の地力では呪霊側の方がかなり上であるという雰囲気にあった作中の空気を(少なくとも僕はそう感じていました)ひっくり返す意味合いを持つ戦いになるのだろうと、そう考えていました。

 

なのでこの右腕欠損シーンはマジかぁ!?ってクソビビりました。71年ものの右腕が…………

 

 

で、なんで僕はこういう予想を立てていて実際にはこういう状況になったのかってのを考えてみたんですけど、特級呪霊の中の振れ幅というかランクの違いをちょっと無視して考えてたのかなっていう結論に今のところ辿り着いています。

 

今回呪術師達が戦っている特級呪霊達は普通の特級ではなく(普通の特級ってなんだよ)、人々が歴史上常に恐れてきた天災から生まれた特級呪霊達です。まだ全貌は見えていませんが、最低でもスクナの指7本分は力があるでしょう。そのため、伏黒が1人で倒したスクナの指一本分の特級呪霊などと同じくくりで考えるのはまあ違うかなと。単純計算でこの場合7倍の強さですしね天災特級呪霊達。

 

東堂が1人で倒した特級呪霊が弱かったということではないでしょう。"百鬼夜行"の特級だと夏油が降伏して戦いに投入するレベルには強かったということですしね。『うずまき』程ではないにしてもまず確実にスクナの指一本分よりは強かったでしょう。あくまで予想の範囲からは出ませんが。

 

それでも、それ以上にこの天災特級呪霊達は強い存在であると。そのため禅院家当主という呪術界を代表する術師ですら苦戦を強いられたのかな、と思います。というか考察してみました。

 

これはこれで自分の中では結構納得できたのでいいんですが、ここでもう一つだけ気になっている部分があるんですよね。

 

そう、禅院直毘人お前、領域展開出来ないのか問題です。

 

いやそれこそ陀良が追い詰められて領域展開してナナミンと真希相手に圧倒する、でも禅院直毘人が領域を上書きして自らの領域展開を披露して陀良に勝利ってのが僕が予想してた展開だったんですよ。

 

それでまあ圧勝じゃないというのは先ほど書いた考察で納得出来ているんですが領域展開本当にお前出来ないの!?ってのは今でも思っています。

 

領域展開が出来る術師と出来ない術師の違いってのが今のところマジで分かりませんね。

『黒閃』に到達した者とそうでない者なのかと思ったら『黒閃』に到達してない伏黒が出来て『黒閃』に到達しているナナミンは領域展開出来ないわけですし、才能の違いというのなら禅院一族本家で当主の禅院直毘人が出来ないのに分家筋の伏黒が出来るのはなんでだ?って疑問が生まれます。

 

直毘人がまだ領域を展開していないだけっていう線もまああるっちゃあるかなとは思うんですが、右腕失う状況なのにまだ使わないのか?ってのと直毘人の戦闘経験値だったら陀良に領域を展開された時点ですぐさま領域を展開して少なくとも領域の綱引きには持ち込んでいたと思うんですよ。

 

だからやっぱり直毘人は領域展開出来ないってのが現時点での僕の考えなんですが、マジで領域展開出来る出来ないの基準ってなんなんだ……すげぇ気になる……

 

となんか最近考えてたことを長々と語ってしまいましたがまたまた話を本筋に戻します。

 

伏黒の領域維持のおかげで必中必殺の術式から抜け出し、また陀良本人との戦いに戻りつつある一級術師達。このままの状況が続けば勝機はある、そうナナミンは考えます。が、それはこの状況が続けばの話。

 

特級呪霊と領域の綱引きをしていた伏黒はもう限界が来ていました。

 

むしろここまで1人で領域同士の鬩ぎ合いを劣勢とはいえ維持できていたのが凄いのですが、相手は天災特級。呪力の総量など格が違う。そんなギリギリの瀬戸際で状況を維持していた伏黒からナナミンに一つの提案が出されます。

 

あの特級呪霊は俺と領域の押し合いをしていると考えているようですが俺の狙いは違います。ほんの少し、数秒ですがこの領域内に外に出るための穴を作り、そこから全員で抜け出して領域の外でアイツを叩く!五条先生でもない限り領域展開の連発など不可能だからそれで押し切ることが出来る!と。

 

相手の土俵で戦う必要なんかない。勝つための最善を尽くす。なるほどなぁと思いました。

 

最初は「出口となる穴を数秒とはいえ作ることが出来るんなら領域展開って言うほど無敵じゃないのでは?」と思ったんですが、よく考えるとこれこの状況だからこそ出来るウルトラCみたいな感じですね。

 

まず大前提として領域の中にチームでいないといけず、さらに1人が領域に穴を開ける時間を稼ぐために他のメンバーで相手の足止めをしないといけない。

 

もし今回伏黒1人だけで領域に閉じ込められギリギリの鬩ぎ合いをしていたとしたらまず初手で相手に瞬殺されていますし、仮に最初の直毘人ナナミン真希の3人だけだったとしても領域に穴を開けるための領域展開が出来るメンバーがいないので詰み、そしてもし最初から伏黒含む4人で『蕩蘊平線』に閉じ込められていたとしても伏黒はこの場合領域の端、縁がどこにあるか分からず穴を開ける場所を見つける余裕が無くて結局物量と時間で押し切られて負け、となってしまいます。

 

なので今回は

 

①領域展開出来る術師が後から侵入してきた

②領域に穴を開けるための時間を稼ぐ実力者達がチームメンバーにいた

③領域の端を領域展開出来る術師が把握していた

④そもそもがチームだった

 

この4つの条件を満たしていたからこそこの提案というか作戦が通る状況になったのだと考えられます。

 

そんな綱渡りの連続のような条件を保つことが出来ていた現況だからこその伏黒の作戦。ナナミンは1つ、絶対に問いただしておかないといけない一つの質問をします。

 

「君だけ残るなんてことは無しですよ?」

 

 

「命は懸けても 捨てる気はありません」

 

 

『死んで』勝つと『死んでも』勝つは全然違うんだよなぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

もう、自分の命で全てを終わらせようとする伏黒恵はいません。命は賭して、けれど決して命は捨てない。こういうとこが大好きなんですよ呪術廻戦。台詞も、キャラクターも、もう本当めっちゃ好き。大好き。

 

そしてそんな伏黒の言葉を聞き届け、ナナミンもすぐさまに行動。

 

「二人共!!集合!!」

 

言葉を理解する相手。作戦を直接的に伝えることは出来ない。瀬戸際の攻防の最中であり、作戦がバレたらすぐさま防がれてしまうから。だからこその削りに削った最小限で最低限の言葉。けれど彼らには伝わる。彼らの実力を信頼している。

 

ナナミンの信頼に応えるように直毘人と真希はナナミンの狙いに気付きすぐさま伏黒とナナミンのいる地点へ向かいます。

 

急なスーツの男の号令とその指示に従い少年の元に向かう敵対者達。全員で固まってくれるならこちらとしても都合が良い、と最初は2人を見送っていた陀良でしたが否!!即座の気付き!!彼らは領域の外へ出ようとしている!!!

 

すぐさま2人を追いかける陀良でしたが一度出遅れたら最後。相手は漏瑚すら超える速度の持ち主とかたやフィジカルギフテッドを与えられた女。

 

狙いに気付かれたとはいえもう間に合わない!!伏黒の足下に集まる3人。それを追いかける特級呪霊。だが、だが、領域外への穴は確実に開き、戦闘は領域外へとまた移る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、誰もが思った瞬間。

 

 

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「禅院家の呪いを継いで生まれた者」

 

 

「その呪いを捨てきれなかった者」

 

 

「彼らは目撃する」

 

 

 

 

「全てを捨てさった者の 剥き出しの肉体 その躍動を!!」

 

 

 

 

 

・まとめ

 

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て、天与の暴君だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!お前は呼ばれてねーぞパパ黒ーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

という感じでまさかのまさかのまさかすぎてまさかが極まったまさかの展開のラストだった呪術廻戦第109話『渋谷事変27』の感想でした。

 

 

天与の暴君、禅院甚爾、参戦!!!!

 

 

いや、もう本当にさ、パパ黒、お前、お前さなんちゅータイミングでしかもなんちゅー面子のなんちゅー状況に文字通りの飛び入り参加してんだよ!!!!!!!!!クソおもしれぇなぁおい!!!!!!!!!!!!って気持ちです。

 

 

肉体が魂に勝つとかいうオガミ婆もビックリのわけわかんねぇよ状態で現世に舞い戻ってきた旧姓禅院現在伏黒の伏黒甚爾。

 

まさかの復活を果たしてからどこに絡んでくるんだろうなぁと考えていて、ここが一番面白いけど収拾つかなくなりそうだしないかなぁと思っていた禅院家当主、自分と似たような境遇と肉体を持っている禅院家の術師、そして息子がいるvs陀良チームにまさかの参戦です。まさか尽くしの男です。何も読めない。

 

というかパパ黒が今の状況をどこまで把握していて何を目的として動いているかがまず謎すぎる。自分を殺した張本人である五条悟が封印されているという状況下ですからね。流石に呪霊側につくということはないでしょうが、かといって素直に術師の味方になる男か?と聞かれたらそれは間違いなくNOである男です。

 

このvs陀良チームに絡んできたのも偶然なのかそれとも因縁ある奴が多すぎるここにわざとちょっかいを出しに来たのか、それは来週にならないと分かりませんがちょっと妄想がクソ捗りすぎてヤバいですよね……

 

自分を見限った禅院家当主直毘人に嫌がらせという名の暴力を振るうもよし。はたまたその直毘人が苦戦している呪霊を倒して御三家のプライドを傷つけようとしてもよし。

 

そして伏黒とは……ここに関してはどういう反応をするのか想像がつきません。パパ黒側もそうですが伏黒側も。というか伏黒はパパ黒は生きていると思っていますし、そもそも自分の父親がどういう経緯で禅院家を出てどういう能力を持っていたかなどもまったく知らないでしょうしね。親子で共闘とかになったらまあ熱いは熱いんですがそんな素直な展開になるか?とも思います。

 

後、このパパ黒乱入は個人的に真希にとっての一つの転換点となるんじゃないかと思っています。

真希と同じような肉体を持っているが真希よりも更に全てを捨て、捨てたがゆえの比類なき強さを得たパパ黒。天与呪縛のフィジカルギフテッドで呪具使いという、言い方があれですが現状だと戦闘能力に関して言えば真希の完全な上位互換と言えるパパ黒。そんなパパ黒の戦闘を見ることで真希はいったい何を想い、それをどう活かしていくのか。そこにも注目です。

 

というかパパ黒来たのはいいけどお前呪具持ってきてねぇだろ!!!真希が『游雲』とか持ってきてなかったらどうしてたんだ!!借りられるかも分かんねぇだろ!!!

 

 

てことで今週のまとめをば。

 

今週は最初から終盤のvs陀良でさえずっと面白く考えることもたくさんだったのに、ラストのラストで全てを上回る面白さと驚きをぶつけられました。来週の話が早く読みたくてたまんねぇよ……まあそれは明後日なんですが……

 

後、今この時点でこの記事8500文字を超えていて、間違いなくこのブログの記事の中で文章量最多の記事となっています。ここまで読んでくださっている方、本当にありがとうございます。

 

では今回はこの辺で、改めましてここまで読んでくださりありがとうございました!!!まだまだ続いてどんどん混沌と化していく『渋谷事変』、どんどん楽しんでいきましょう!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Q この記事内で『領域』という文字はいったい何個使われているでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『正直者ばっかりだ』 アクタージュ 「キネマのうた」オーディションについて

 

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凄いよね、目力が。

 

 

 

ということで皆さんこんばんはしきしゃです。今回は今週のアクタージュ第115話『必勝』の感想になります。魅力的なキャラが一気にたくさん出てきた回ですね。今回感想書こうと思ったのは主にそこら辺のせいです。せい?よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

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アクタージュ、今週の話から本格的に新章のドラマ編(大河編?)が始まりました。

 

羅刹女、デスアイランド、そして星アリサプロデュースの数々のCMによりこの短期間で大幅に知名度を上げた新進気鋭の女優『新宿ガール』こと夜凪景。そんな彼女はついにテレビの花形とも呼べるテレビドラマ、その中でも一際知名度の高い大河ドラマへの出演を賭けたオーディションに挑むことになります。

 

流石に大河ドラマのオーディションだけあって夜凪でも顔をどこかで見たことあるような、"あの"百城千世子に引けを取らない有名どころの役者達も集まっているようですね。

そんな面子の中どうやって夜凪は自分が一番だと証明していくのか。今回は最初にも少し書いたオーディションに参加している魅力的な新キャラ達に注目して感想を書いていこうと思います。

 

 

・阿笠みみ(19)

 

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顔が………顔が良すぎる……!!!

 

まず最初に注目していく1人目の役者は完全に顔が良すぎるだろと僕の中で今話題沸騰中の女の子、阿笠みみちゃんです。

 

なんとなくこの子"ちゃん"付けされるのすげぇ嫌がりそうな感じしますよね。ブチ切れそう。ブチ切れられたいなぁ。

 

そんな阿笠みみちゃんですが、彼女はテレビの仕事、特に民放のドラマの芝居の在り方について納得がいっておらず好きではないそうですね。

 

民放のドラマはシーンごとの稽古の時間が少なくそのシーンへの拘りが感じられない、それでは芝居の魅力を感じることなど出来ないと。

けれど大河は違う。大河は稽古が入念で作品自体も面白い。しかも大河に出演したという実績は役者人生の中でとても強みになる。誇れるキャリアとなる。そして更に今年は環蓮が主演の作品。必ず受かりたい。

 

 

すげぇズバズバモノ言う子ですよね、みみちゃん。

僕は大河とかまともに見たことない人間なので彼女が言ってることが合ってるのかどうかは分かんないんですけど、それにしても少なくとも数人は大河ではなくテレビドラマ方面の関係者がいるだろうこのオーディション会場で「テレビの仕事好きじゃないです」発言。環蓮じゃないけど正直がすぎるなぁと。

先週のオーディション資料のシーンを読み返すと「ドラマで目立った活躍はまだない」とされてたんですけどこれは本人の意向だったりするんですかね?

 

後、自分の役者としての喜びをちゃんと理解しつつ先も見据えている子でもあるのかなぁとも思いました。

 

現実的で自信家ででもそれは奢りではなく彼女にとっての事実という認識なんだろうなぁという第一印象です。強そうな子です、好き。これからいろいろ知っていくのが楽しみです。

 

それと、最後の『環蓮が主演だから』ってのは彼女にとってキャリア以上に今回のオーディションに参加した大事な理由って感じしますよね。そんなに凄い女優なのか環蓮。

 

 

・日尾和葉(17)

 

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性格が気持ち良くて好き。

 

 

ということで2人目の注目の役者はオフィスベリー所属の日尾和葉ちゃんです。

 

この子はもうなんというかいろいろと考えがどストライクとまではいかないまでもかなり好きな感じの子でして。

 

私は偶々才能があって偶々お金がなかったら偶々ここにいる。というか参加理由聞かれてもオーディション案内送ってきたのあんたらの方でしょ?理由聞かれても事務所の意向に決まってんじゃん?は?てかお金少ないなら落として欲しいんだけど。

 

僕の現段階での彼女のイメージでの意訳だと大体こんな感じのことを監督に直球で伝えてる日尾ちゃんです。強い。メンタルが。

 

この仕事に何の思いやりなくそれこそ"偶々"やっている彼女だからこその言葉なのかもしれませんね。

 

偶々才能があり、偶々お金がなかったからという理由で役者をやっている日尾ちゃん。このなんというか全てが"偶々"だけどここにいてきちんと結果を残している、確固たる意思などなくても結果は残せるという彼女のキャラ自体がなんか刺さったんだと思います。

 

日尾ちゃん確かに刺さってはいて曖昧に「ここら辺が好きだな」ってのはあるんですが、この段階では詳しく上手く言語化できない感じなのがもどかしいです。多分"偶々"と自分で言い切っているところら辺に惹かれていてるのだと思うんですが…

 

これから日尾ちゃんのこと知っていって何故第一印象で『なんか好き』と思ったのか知っていけたらいいなと思います。

 

後余談なんですが日尾ちゃんモデルからオフィスベリーに移籍してるらしいですね。

オフィスベリー…いちごちゃん…同じ作品に出演した時に監督や他の共演者にズバズバ物申す日尾ちゃんに内心キレながらフォローする市子が見たい…見たくない?

 

 

・無名の女の子(??)

 

 

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凄い自信のある子だな…てかさっきから自信満々の奴しかいねぇな……

 

 

ということで注目の役者3人目は、これまた阿笠みみちゃんや日尾ちゃん同様に「必ず今日役を勝ち取る」宣言をした無名の女の子です。

 

新名夏ちゃんは「私よりキャリアは恐らく上で無名だけど演技は上手いであろう女の子、何故なら自信を持っている子は皆演技が上手い子だから」と評していましたが確かにそういう子なんだろうなぁと思います。

 

この子は日尾ちゃんとは違って(というか日尾ちゃんが特異すぎますが)、事務所の意向に納得し自分の意思で今回のオーディションに臨んでいるようです。

 

知名度もあり実力派と評されている3人と比べられる立場であるのにまだ無名ながら堂々と自分の意見をはっきり伝えられるのは、新名夏ちゃんじゃないですがしっかりと自分を持っているからなんでしょうね。

 

 

・新名夏(18)

 

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ウッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ(心臓を鷲掴みにされる)

 

 

新名夏ちゃん真面目不憫努力家ギャップ最高可愛い……好き……

 

 

ということで注目の役者最後の4人目は、今回の話で読者に近い視点でいろんな可愛い反応を見せてくれ、演技のシーンで僕の心の胸ぐら掴んで猪野くんをボコボコにした時のパパ黒(降)並みにぶん殴りまくったと噂の女の子、新名夏ちゃんです。

 

 

新名夏ちゃん、マジでギャップが良くないですか???いや良い

 

 

新名夏ちゃん、劇的BeforeAfterを体現する女の子なんですがこの場合の劇的はAfterだけでなくBeforeも含んでいてつまるところ新名夏という存在は『今』が劇的に素敵というわけで通常時の真面目で周りの自信満々の人たちに対して畏怖を覚えて怖がってそうな感じも可愛いんですが演技モードが特に最高すぎて演技まではあんなに周りに流されていたのに演技になった途端それまでの彼女からは想像できない様な見下す表情を出してくるわけですよそんなんドキッとするやん

 

 

人は好きなものを勧める時に早口になってしまう生き物だと夜凪景ちゃんも言っていました(曲解)

 

 

今回記事を書こうと思った理由の一つに新名夏ちゃんの演技シーンの表情が好きすぎるというのがあるんですがマジで好きです、唐突に画力で殴ってくるのやめてくれ

 

新名夏ちゃんは元アイドル出身で、本人的には最初から芝居の道を進みたかったけど何故かアイドルになっていたそうですね。

なんというか今週の彼女から受ける印象そのまんまみたいなエピソードで笑うんですが、それでもそんな流れる様になってしまったアイドルの総選挙で3位を取るというのは凄いと思いますし、その3位という結果も努力を積み重ねた結果なんだろうなぁと思います。

 

第一印象では今回登場した4人の新キャラ達のなかでもトップクラスの新名夏ちゃん、他の子のところにも書きましたがこれからこの新章で彼女について知っていくのが楽しみです。

 

 

 

・まとめ

 

 

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ということで今回の記事のまとめとなります。

 

上の文で散々書いた通り、今週は魅力的な新キャラがたくさん出ておもしろ!!となった回でした。

全員に個性があってこの子たちのこともっと知って好きになっていきてぇなぁと強く思った所存。今回は少しやりとりはありましたが彼女たち同士の絡みというのは演技シーンでしか無かったので素の彼女たちの会話とかが超気になります。阿笠みみちゃんと日尾ちゃんは仲悪そうで実際は2人とも素直に本音をぶつけ合ってるだけだから意外に仲良くなりそう。でも新名夏ちゃんはそんな2人を見てあわあわしてそう。可愛い。そんな感じです。

 

 

では今回はここら辺で、大河ドラマ「キネマのうた」の内容、黒山墨字の昔の女である(言い方)環蓮の実力などまだまだ気になること盛り沢山の新章大河編、楽しんでいきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ん?

 

 

 

 

 

「オーディションは相性を見るお見合い。必勝法は無いって聞いたんです」

 

 

 

 

 

 

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お、お前かーーーーーーーーーーい!!!!!

 

 

 

・まとめ(真)

 

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ということで真のまとめです。

 

無名の女の子の正体は我らが夜凪景でしたね。

 

いや、これ最後まで読むと当たり前じゃんってなるんですけど僕これ最後までなんか違和感はありつつも面白いから普通に夜凪のこと忘れて読んじゃってたんですよね。なんなら今回は新キャラ紹介回なんかな〜とか思いながら。なので普通にラストのシーンで上の新名夏ちゃんみたいな反応してしまいました。だからこそ余計に今回の回は面白く感じたとも言えるんですが。

 

皆さんはどうです?気付いてました?いやこれ普通に気付いて読んでた人の方が多そうだな……

 

とまあそんな感じで、魅力的な新キャラたちに魅了されつつ最後は星アリサの言葉をすげぇ解釈した夜凪に全部持っていかれた第115話でした。

なんというかこういう夜凪の無茶苦茶さはどれだけ実力を積んでいっても変わらないんだなぁって感じで面白いです。好き。環蓮にも大好評って感じですし。来週からあるであろう夜凪と環連の絡みも楽しみ。

 

後これは内容関係ない私事なんですが今回の記事の文章はなんか窮屈になってしまったかなぁという感じがしています。

書きたい文章が先に思いついていてそこに合わせて他の文章を書いた結果無理やり感というかぎこちなさが出てしまっているというか。考察ではなく感想を書く場合は基本ダイレクトに感情を文章にしたいのですがさらっと書ける時と辺に詰まる時がありますね。精進です。

 

 

 

では改めて、ここまで読んでくださりありがとうございました!!新章楽しんでいきましょう!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…何が?」

「は?」

「ひぃ…」

 

が3人のこれからの関係性を表してる様で好き。頑張れ夏ちゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『UN TRUTH』  アンデッド・アンラックNo.015『Truth』感想

 

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「勝てよ」

 

「知道了〜〜〜♪」

 

 

さあさあ面白くなってまいりました、ということで皆さんこんばんは、しきしゃです。

 

今回は回を重ねるごとにどんどん面白くなっていく今週のアンデラの感想となります。よろしくお願いします。

 

 

 

今週はシェンの『否定』の能力、条件などについての正確な情報提示とスポイルへの決め手となる一手を放つ回でしたね。

 

シェンの能力は他対象で心理的なものという予想をアンディはしていましたが、実際には最初の戦闘で予想していたように『視界に入った対象が能力発動時点にとろうとした行動の真逆の行動をとらせる』、いわゆるあべこべの能力でしたね。

あべこべというとなんだか簡単に聞こえますが、実際この能力ってこの能力自体が滅茶苦茶に強いわけではなく使い手がしっかりとした強さを持っていてようやく本領発揮するタイプの能力ですよね。

高速で行われる戦闘の場合なんかは特に相手がしようとした行動をあべこべにしたところでその一瞬で出来た隙をつく実力が無ければ結局手数で押し切られるかもしれませんし、あべこべにしたところで確実に優位性を取れるとは限りません。

 

そんな能力をシェンはしっかりと使いこなしながらスポイル相手に戦っていて本当に強者なんだなと思いました。

 

後この能力名なんですけど滅茶苦茶格好良くないですか?『不真実』て、真実を否定するて。クソかっこいいでしょ。

しかもまた発動条件の無意識下の条件に『対象相手を好きになる』ってのがあるのがまた一筋縄ではないというか、こういう急に理論的ではない縛りを作品に組み込んでくる感じがクッソ好きです。

 

–不真実–の一枚絵の絵、文章全てがクソ好き。

 

そして対スポイルの決め手の一手なんですが水分が無い宇宙に送るというとんでもないようで理に適いすぎているやつが来ましたね。この発想はなかった。

 

てかシェンが戦闘で使ったりスポイルを宇宙に送るために使っている如意金箍なんですけど、これって『古代遺物』なんですね。『不壊』という文字が記されているので『不壊』の否定者が造り上げたものだと思っていたんですが今週の説明では『古代遺物』とされていました。

 

そもそも『古代遺物』がなんなのかが詳しく分かっていないのであれですが『不壊』の否定者はアンディが使っている刀みたいな普通の人工物じゃなくて『古代遺物』すら叩き直すことができるってことなんですかね?

 

でもそしたらアポカリプスにも影響を与えられそうな気がしなくもないですが、『古代遺物』の中でもアポカリプスは別格だったり、『不壊』の否定者が弄れる『古代遺物』にもランクがあったりするのかもしれませんね。詳しい情報提示回が楽しみです。

 

それで今週は最後スポイルとアンディが如意金箍で宇宙に向かうところで終わるんですけどその時のアンディのシェンへ向けての「勝てよ」がまた意味深ですよね。

 

これ最初は「宇宙で俺がスポイルのコアを抜いてくるからコアを抜かれた後のスポイルをお前が捕獲しろよ」的な意味かと思ったんですけど多分これ違いますよね。

「スポイルを宇宙へ送るために自分の記憶のストッパーである記憶のカードを外すからそのカードを外した状態の俺に勝てよ」ってことぽくないですか?

 

つまりシェンが見たがっていたアンディの昔、『戦勝の神』モードは制御できないバーサークモードであると。そしてそのままスポイルに勝利したうえで帰ってくる自分の暴走をシェンお前が止めろよ、って意味の「勝てよ」なんだと思います。

シェンは強者と戦いたいとずっと言っていましたし『戦勝の神』が見たいとも言っていたのでだからこその今回の最後の喜びようなのかなと想います。

そんな危険である(恐らく)モードのアンディと戦いたがるところを見るとシェンもよっぽどのバーサークって感じはしますね。

 

とまあこんな感じで舞台は宇宙に移り、意味深な会話は行われつつ、来週はvsスポイルクライマックスでCカラーとなるわけです。高まってまいりました!

 

 

・まとめ

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ということでvsスポイルのクライマックスへの一手の回であった今週のアンデラの感想でした。

来週で気になるのはそもそもカードを取ったからといってどうやったらスポイルの腐敗に耐えることが出来るのかというところですね。

アンディのカードって記憶を封じ込めているだけみたいですからとったら封じ込めてた分の戦闘の経験値部分により戦闘能力は上がるでしょうけど『不死』の能力自体の性能が上がるような感じはないですもんね。うーん、気になる。なんか見落としてる情報があるのかもしんないですね。

 

ということでまあそんなこんなでここいらで、今週のアンデラの感想を終わりにしようと思います。どんどん面白さが加速していくアンデラ、来週を楽しみに待っていきましょう。

ここまで読んで頂きありがとうございました!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンデラのサブタイにはセンスを感じるぜ(サブタイオタク)

 

 

『部活、エース、スター』   ハイキュー第392話『ただのスター』感想

 

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『全てのボールを打ちきるべし』

 

 

「梟谷!!!!普通になった 俺を見てくれ!!!!」

 

 

読んでて楽しいがすぎるだろ!!!!!!!最高!!!!!!!!!!という感じでどうもこんばんは、しきしゃです。

 

ここまでの文で既にお気づきでしょうがはい、今回は今週のハイキューの感想となっております。

ハイキュー、超超超絶に大好きな最強の作品です。感想書くの超楽しいです既に楽しい。行くぜ行くぜ行くぜヘイヘイヘイ!!!!!テンション高くね?仕方ねぇだろ。

 

 

 

 

今週はまあ開幕からミャーツムがちゃんと尖っててクッッッッッソ最高でしたね。6年経ち、すっかり尖りはなくなったのかと思っていましたがほぼ初対面であろう年上の木兎に向かっての「オレのセットアップは最高や、ミスったらアンタ自身のせいやからな」宣言。これぞ宮侑。こういう態度、年が近くて距離が近いからやっているのか年が離れていても例えベテランの選手にでも最初に(流石に口調は変えるでしょうが)伝えるのかクソ気になりますね。なんか言ってそう……やっぱりこれぞ宮侑……。

 

しかし対するはそこらの人間ではなく『妖怪』木兎光太郎。「ふっふっふ!当然だ!俺は ただのエースだからな」と絶対にミャーツムが分かるわけない言葉を自信満々に返します。これこそ木兎光太郎。

 

 

話はジャッカルvsアドラーズに戻り、木兎がキレッキレの極上ストレートを打ち込みますが、惜しくもアウト。しかしそのアウトだったキレキレすぎるコースの狙いにアドラーズ陣営更にはトスを上げたミャーツムすらビビります。「…あんま居ないっスよね ミスったプレーで周りをビビらす人」

 

そしてまたまた木兎の攻撃。

 

「絶好調のストレート止められたなー、あっでもストレート絶好調だから警戒されてんのか」「じゃあクロスにしよ」

 

 

キタキタキタキタ木兎の超インナークロスだぁぁぁぁぁぁ!!!!って叫んだら実況の人もほぼ同じようなこと言ってました。

 

ストレート厳しいならじゃあこっちにしよってこんなクソキレキレ超インナークロス決めるの最高すぎるだろうが。これには思わず僕もボクトビィィィィィィーム!!!!

 

昨日と同じ奴なんか誰一人としていなくて、昔の弱点もしっかりと克服している木兎。それを見る赤葦の顔がまあ最高of最高。クッソ好き。

 

 

そしてここのページをめくってからの古舘先生にまたやられた!!!!!!!って衝撃ですよ。ここで、ここであの年の春高の結果を出してくるのかと。鴎台も梟谷も優勝していなかったのかと。

 

もう漫画が上手すぎる。サーブ打つコマでページめくったらドシャットをくらっているあの時の木兎のシーン。一気にあの時代に気持ちを引き込まれつつ「ここで持ってきたかぁ!!!!」別の興奮も引き出される最高の感覚を味わえました。

 

勝敗は導であり、勝者が莫大な経験値を得られないということはなく勝者は勝者で勝者でしか得られなかった力を得ている。

けれど敗者だって彼らのように莫大な経験値を得ることが出来る。挑戦している限り。

 

敗者となった梟谷、そしてその梟谷のエース木兎光太郎。自分が思う『普通のエース』になれなかった自分を木兎は責めます。そんな木兎を見ての赤葦の台詞がまた心を熱くさせます。同じように唇噛みしめました。

 

そして木葉、梟谷の皆は「ただのエースのおかげでこの景色が見ることが出来た、めちゃめちゃめっちゃ応援している」と激励を木兎に伝えます。

 

物語は現代に戻り梟谷の皆が見ている木兎へ。万全ではないボールが木兎に託されます。ボールは短くしっかりアドラーズの強壁3枚がついてきている。そんな状況での木兎の身体が落ちながらの背面ショット!!!!これぞエース、これぞスター、これぞ木兎光太郎!!!!!このプレイを見ているキリュウの表情も良い。

 

そして最後梟谷の皆へ。俺をただのエースにしてくれた皆へ向けて。

 

 

 

 

「梟谷!!!!普通になった 俺を見てくれ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・まとめ

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『ただの』とは一体なんなのか

 

 

ということで今週も最高だったハイキューの感想でした。

いやぁ今回はずっと気になっていたあの年の春高の結果が判明したのはデカかったですね。個人的に鴎台が優勝すると思っていたんですが(僕は鴎台がチームとしてなら一番好きです)まさかのまったく名前が出ていなかったチーム。しかも梟谷は決勝での敗北だったと。

物語自体の熱さと隠されていた情報の提示でこれまた最高に面白かったです。

 

では今回はこの辺で。ハイキュー、最強の漫画なのでこれからも最後の最後まで滅茶苦茶に楽しんで最高になっていこうと思います。

ここまで読んでくださりありがとうございました!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宇内さんが赤葦に敬語使ってんのなんかウケるよね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『生きているなら、前へ』 鬼滅の刃第204話『鬼のいない世界』感想

 

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失われた命は回帰せず、たくさんの優しい人達を失って、亡くして、それでも時は流れて、託された思いを繋いで繋いで、生きていく

 

 

ということで皆さんこんばんは、しきしゃです。

今回は今週の鬼滅の感想となります。鬼滅の感想は初めてですが、書いておきたいと思ったのでここに残しておこうと思います。

それでは感想へ。

 

 

 

無惨との最終決戦から三ヶ月、ようやく、ようやく悪い鬼がいない世界になりました。

 

いろいろな時代の人、様々な状況にあった人、託した人、託された人、繋いだ人、繋がれた人、助けた人、愛した人、愛された人、救われた人、支えた人、戦った人、その全ての優しい人達のおかけで迎えることが出来たこの慈しい世界で、炭治郎と禰豆子は蝶屋敷で激闘で負った傷の治療を受けていました。

 

最後まで蝶屋敷は炭治郎達の癒しの拠り所なんだなぁと思えて個人的にとても好きです。

 

話を戻して、炭治郎の無惨による鬼化の影響で回復した右目や左腕ですがどうやら形だけを保てているだけのようで機能自体はまったく元に戻っていないようですね。

ここら辺の厳しさがこの鬼滅という作品の絶対的な揺るぎない一つの筋ですよね。回復してなかったのか、と一瞬悲しく思いかけましたが炭治郎達鬼殺隊は『人』の身で『鬼』を滅することの人という生き物の誇りを持って戦っていたので、僕が悲しく思うのは違うなとすぐにやめました。でも、治っていて欲しいと思う気持ちも本当でした。

 

そんな機能回復は出来てない自分の怪我よりも炭治郎は他の皆の怪我、自分がきっかけで傷ついてしまった人達への謝罪の念を述べます。が、そこは禰豆子がその傷つけられた人達全員が言うだろう言葉を炭治郎に言ってくれました。慰めではなく、本当にそう言うだろうと信じれる言葉、人達なので、どうか炭治郎にはそれ以上の自責を背負って欲しくはないなと思います。

 

そんな2人の会話から今回の話は生き残って、やり遂げた人達のその後について触れられていきます。

 

まず愈史郎とのやりとりから。愈史郎が言うには炭治郎が鬼から人間に戻れたことにはちゃんとした理由があったそうですね。

ここら辺、鬼滅はしっかりと読者が納得できるような情報を戦いが終わった後に提示してくれるので、勢いで読んで納得していたところを、改めてどういう状況でどんな状態だったからこうなったという筋道を理解できてより納得できて気持ちが良いです。

 

そしてそんな愈史郎との会話の最後、どこかへ向かおうとする愈史郎への炭治郎の「愈史郎さん死なないでくださいね」

炭治郎のこういう静かで、でもきちんと相手の心に一番届くような言葉を話すところがとても好きです。本当に好きです。義勇さんの時の言葉なんかもそうでしょうか。

決して相手を納得させようとも説得しようともせず、ただ、相手へ自分が思っている言葉を素直に伝える。伝えるだけで相手は分かってくれる人だから。心配はもちろんしているけれど、恩着せがましい雰囲気などもかけらも無く、ただその言葉を伝える。そういう炭治郎の心と言葉が大好きです。

その後の炭治郎の珠世さんのことをずっと覚えていられるのは愈史郎さんだけです、という言葉も愈史郎にとってはとても大事な言葉になったと思います。自分がなによりも愛した人のことを覚えていられるのは自分だけ。

その後ふらりといなくなってしまったようですが、珠世さんのことをずっとずっと想い続けて生きていたのだろうなということだけは思えました。

 

次は最後の柱合会議のシーンです。とても広く感じてしまう部屋で寂しい気持ちに襲われました。

最後の柱となった義勇さんと実弥に御館様から正式に鬼殺隊の解散が告げられます。長い長い鬼狩りの歴史がようやく絶たれるわけですね。絶たれるというとなんだが言い方が悪い気がしますが、鬼狩りの歴史が絶たれ、理不尽な不幸に誰も襲われることがない時代の到来を望んでいた人達の組織であるのですから、絶たれたでいいかなと思います。

御館様はこれまでの産屋敷一族一同を代表して子供達の代表である柱2人にお礼を伝えますが、義勇さんと実弥はその言葉に更に言葉を返します。「今までの鬼殺隊の存続はなによりもまず御館様達の奮闘があったからこそだと、貴方達がいたおかげで私たちは最後まで戦い抜くことができたのだ」と。

そして『御館様』ではなく、御館様の役割を受け継いでいる輝利哉に向かって「あなたは立派に御父上に託されたことをやり遂げた、あなたのことを御父上含む産屋敷家の皆様が誇りに思っているでしょう」と。

この言葉を受けた後の輝利哉達の年相応の涙が良いですね。やっとこの子達も重大な責を負う御館様ではなくなることができる。それを見た義勇と実弥の笑顔もまた良かったです。

 

この後はまた場面が炭治郎の治療部屋に戻ります。にぎやかモード突入です。

まずは天元さん一派。いや一派というよりは夫妻なのですがこの人達はいつもにぎやかで見ててとても楽しいですね。頼れる兄貴達がやってきたって感じで一気に場面が明るくなる感じ。

 

続いては煉獄家の2人がお見舞いにやってきます。

ここの天元さんの煉獄(父)への「旦那!」って呼び方良いですよね。なんか凄い好きです。そして炭治郎に抱きついてる千寿郎くんは超可愛い。千寿郎くんにとっては2人目のお兄ちゃん、いや友達かな?とにかく炭治郎のことが大好きな様子が伝わってきて超微笑ましい。

そしてやはり初対面での一件を今でも引きずっているであろう槇寿郎さんも炭治郎の前に申し訳なさそうにやってきます。炭治郎がまったく初対面の時の一件を気にせずに「ご無沙汰してます!」と超元気に挨拶してて笑いました。

槇寿郎さんは炭治郎に煉獄さんが自分の刀の鍔をつけて戦ってくれたことを喜んでいるだろうと感謝の意を告げています。それに対し炭治郎も自分がどれだけ煉獄さんの言葉に助けられてきたかを伝えます。

 

煉獄さんの言葉に救われた人間というのは炭治郎や千寿郎くん、そして槇寿郎さん以外にも沢山います。僕がその中の1人です。煉獄さんの言葉はずっとずっと、届いた誰かの胸にずっとずっと残り続けると思います。少なくとも、僕の胸には絶対に。ありがとう、煉獄さん。

 

と、そんなこんなで盛り上がっていた病室に今度は隠、刀鍛冶の里の皆、そして村田さんもやってきます。ここの善逸のツッコミがキレッキレでクソ笑いました。「病室がギチギチになるんだよ!!」

 

そんなギチギチの病室をズリズリ抜け出した伊乃助はアオイがいる台所へ。盗み食いをしようとした伊之助にすぐさま気づいたアオイに怒られてしまいます。そして怒られた後にアオイから自分専用のご飯のお盆を差し出され、それを受け取ります。その後のほわほわの空気と、伊之助の満面の、本当に満面のこっちまで笑顔になるような可愛らしい笑顔がとても良かったです。とても好きです。何度も見ちゃいます。

 

そんな騒がしくも賑やかな喧騒の中、炭治郎は満開の桜の木の前にいるカナヲに声をかけ、桜の木は初代花の呼吸の剣士が植えたものであり、"必勝"という名前がついていることを聞きます。

その願いが叶ったことを初代の人に教えてあげたいという、自分の願いを、自分の心の思うままのことを、カナヲは何の枷も縛りもなく、可愛らしい笑顔で呟いていました。

 

カナヲ、両眼とも失明していなくてほんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっとうに良かったです。超安心嬉しいでした。

 

カナヲの心はこれからもどんどん強くなって、そして優しくなっていくんだなと思います。

 

心はどこまでも強くなれる。

 

 

ここでカナヲは風柱から蛇柱の友達である鏑丸を貰ったことも炭治郎に話しています。

 

鏑丸、生きていて本当に良かった。きっと、伊黒さんは鏑丸だけは最後の最後まであの戦闘中も守りきっていたんだと思います。自分の一番の親友を。なんかもうここで一番泣きそうになりました。良かった。本当に。

 

そんな鏑丸をカナヲに託した実弥は廊下で禰豆子と出会います。なによりも憎むべき存在である鬼であった禰豆子にしたこともろもろ含むことについて「悪かった」と謝ります。禰豆子はまったく気にしてないという感じで(実際にもうなんとも思ってないでしょう)「自分は2年間も寝てたことあるんですよ」とこれまた満面の笑みで答えます。竈門兄妹のこういうところがまあもう言わずもがなですね。

 

そして「私寝るの好きです」から昔の弟を思い出す実弥。

ここのシーンがまたもう涙腺を揺さぶってくるというか玄弥のことを思い出して、不死川兄弟の絆を思い出してしまうというか。禰豆子を撫でる時の実弥の表情がものすごく優しくて、もし玄弥が生きていればこの優しい笑顔を向けていたんだろうなと、そう思いました。悲しくて、優しいなと。

 

そしてここでまさかの自分の頭を撫でて去っていく実弥を見ての禰豆子の恋のようなドキドキ顔。これには善逸もブチ切れ。長男はやっぱりモテるんだよなぁ。

登場人物全員に思っていますが、実弥にはこれからの人生で共に歩む人を見つけて幸せに暮らして欲しいと思います。

 

最後は義勇さんと鱗滝さん。この2人がいてこその竈門兄妹の物語。この4人の幸せそうなコマはもう言うことないですね。最高です。

 

そんな生き残った人達とのやりとりをしつつ、炭治郎禰豆子善逸伊之助の4人はお墓参りをして、三郎じいちゃんと再開し、家族が待っている竈門家の家に帰ってきます。

 

戦いの物語の始まりであり、そして終わりの場所である竈門家の家。そこにこの4人がこうして帰ってこれて良かった、本当に良かった。善逸も伊之助も一緒というのは考えてなかったのですが、この2人がいたら竈門兄妹の暮らしはとても楽しいものになることでしょう。

そんな4人がワッハッハと仲良く暮らしながら、物語は現代に移ります……………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現代!?!?!?!?!?!?!?!?

 

 

 

 

・まとめ

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ということでなんか書き始めたら止まらなくなりほぼ全部のページに触れてしまいました鬼滅感想のまとめとなります。

 

最後の最後で爆弾というかなんというかまったく予想がつかない展開になりましたね。

正直読みながら僕「今週が最終回かもう一話数年後の未来の話で終わりかな」と思っていたのですが、余りにも未来すぎてクソビビりました。現代て。現代て。

 

いやぁどういう風に物語は終わるんでしょうか。僕の中ではもうここで鬼滅の刃は終わると思っていて、もし何か来週現代での新しい物語が匂わされても、それはまたワニ先生の別のお話ということになると思うんですよね。鬼滅の刃は鬼を滅するお話。それはきっちりと守られる方だと思うので。

 

鬼滅の刃という作品には本当に心がしんどい時、何もかもが暗い時に何度も何度も力を貰いました。何回も何回も読み返して力を貰って頑張っての繰り返しでした。今でもその読んで救われたなぁという瞬間を思い返すことが出来ます。そんな大切な物語がおそらく、来週完結を迎えます。

 

とても面白くとても楽しくとても優しい、日本一慈しい鬼退治の物語。その最後をしっかりと見届けようと思います。

 

ここまでこの感想を読んで頂きありがとうございました!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今週の巻頭見開きの時透くんの表情が、とても、とても大好きです。他の皆の表情も大好きです。顔を見せていない煉獄さんも、しのぶさんの全てが終わったという落ち着いた笑みも、楽しげに話している甘露寺さんとそれを微笑みながら見ているであろう伊黒さんも、何かを想い上を見上げている玄弥も、行冥さんの穏やかな笑みも、皆とは逆を向いている珠世さんも。

 

 

ありがとう。